動画サイトが普及してから変化した音楽のお勉強

小学校に入る前から高校３年の途中まで、エレクトーンを習っていました。さぞかし演奏技術が高いと思われるかもしれませんが、そうでもありません。はずかしくてそんなに長く習っていたとは言えないレベルです。レッスンをやめてから２０年以上たつので、実力はさがる一方ですし・・。

たまにエレクトーンの専門誌を読みますが、私がレッスンを受けていた頃とは違うと痛感します。２０年以上のギャップがあるのだから違っていて当たり前なのですが、何が違うかというと、まずは載っている楽曲です。いまどきのアイドルの人達の曲がエレクトーン用にアレンジされていて、それらの曲に私が全然興味を持てないので、専門誌を購入することはめったにないです。

ギャップが大きい理由は楽曲だけではなく、エレクトーンそのものも大きく変わりました。私が習っていたころは、音色やリズムを組み立てる機能は充実していましたが、今のようにインターネットを使うことは考えられませんでした。今のエレクト―ンは、楽器でサイトが見られるのです。

動画が使えることも、私のころとは大きな違いです。たとえば今は、知らない曲があったらまずは動画で音源を探して試聴ができます。私のころはこのように手軽に音源を聴くことができませんでした。だから原曲を聴くためにCDをレンタルしたり、CDやDVDを持っている人から借りたりしていました。動画で検索して探すよりも、音源にたどりつくまでの時間がかかっていたということです。この違いはとても大きいです。

動画は音を聴くだけじゃなく、自分の音を発信することもできます。エレクトーンでスターウォーズのテーマ曲を弾いて、国内外で話題になっている女の子がいます。その子だけじゃなく演奏を動画にアップして話題になっている人達はいて、その人達の演奏を聴かせてもらうと、演奏のレベルの高さはもちろん、こうして自分の演奏を世間にアピールするという行動力にも圧倒されます。それらのすべてが私にはなかったです（泣）

こういう環境で育った子達が将来どういう仕事をするようになるのか楽しみです。